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当クリニックの特色

(浅いけど)広い知識

私はもともと麻酔科医です。みなさん麻酔科ってどんな仕事かご存知ですか? もちろん手術に際して麻酔を掛けるのですが、患者さんには手術の対象となる疾患以外に、高血圧や肺疾患、糖尿病など様々な内科的合併症があります。麻酔を掛けるにはそれら合併症について一通りの知識が必要なんです。さらに、様々な手術の対象となる外科的疾患も知っています。つまり、各疾患の専門医にはかないませんが、多くの疾患を一通り知っています。在宅医療の対象となる高齢の患者さんはいくつもの病気を持っていることが多いです。
私は麻酔科医としてのキャリアを生かしてそれら全ての病気に主治医として対応いたします。もちろん私の手に負えない場合には専門医にご紹介します。

リハビリ

私は12年間の回復期リハビリ病院勤務中、自宅退院後もリハビリの継続を望まれた患者さんに十分な維持期リハビリをしてさしあげられなかった経験から、自宅でのリハビリ継続を望まれる患者さんのお役に立ちたいと考えています。

当クリニックでは誤嚥性肺炎を繰り返すために病院で胃瘻を造設して退院された方に嚥下訓練を導入し、経口摂取ができるようになった症例も経験しております。在院日数の制限からやむを得ず経管栄養で自宅に戻られた方で、嚥下訓練を望まれる方にも対応いたします。

リハビリのセラピストは、近隣の訪問看護ステーションから来てもらいます。

痛みのコントロール

がんの痛みに対する対処法は既に標準化されていますが、実際に医療用麻薬を使うとなると普段から麻薬を併用して麻酔を掛けている麻酔科医としての経験が生きてきます。私はこれまで様々なタイプのがん患者さんをご自宅で看取って参りました。出血がコントロールできなくなった咽頭がんの1例と、腸閉塞を起こした大腸がんの1例を除いて、最期まで痛みはコントロールできました。

一方、高齢者が寝たきりになる原因として多いのが、腰痛を始めとする関節の痛みです。急に腰が痛くなって動けなくなった場合、様々な鎮痛薬や神経ブロックを使ってなるべく早く痛みをコントロールし、必要であればリハビリも導入して、寝たきりになるのを防ぎます。

もちろん詳しい検査や手術を希望される場合には、麻酔科医としてのコネクションを生かして腕のいい整形外科医をご紹介します。

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